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はじめに サイコネフロロジーと春木繁一先生

武藤先生

春木繁一(はるき・しげかず)

〔著者略歴〕
1940年 島根県生まれ
1967年 横浜市立大学医学部卒業
1968年 横浜市立大学医学部神経科助手
1973年 横浜家庭裁判所医務室技官(精神科担当)
  [兼務] 横浜市立大学医学部非常勤講師(1974~1980年、1993~2005年)
    東京女子医科大学腎臓病総合医療センター腎臓外科非常勤講師(1978~1999年)
1980年 島根医科大学精神医学教室助手
1988年 松江青葉クリニック院長
  [兼務] 神奈川県立がんセンター非常勤精神科医(1988~2002年)
    東京女子医科大学腎臓病総合医療センター腎臓外科客員教授(1999~2006年)
    島根医科大学心理学講座非常勤講師(1999~2010年)
    島根大学医学部臨床教授(2010~2014年)
2014年 逝去

「サイコネフロロジー(Psycho-nephrology)」とは、腎不全で苦しむ患者さんの精神的問題に取り組み、精神医学(Psychiatry)と腎臓病学(Nephrology)を結んだ新しい分野です。

鳥居薬品では、透析医療に携わるコメディカルスタッフの日常看護を支援する定期情報誌として「Support(シュポール)」を年4回の季刊発行し全国の透析施設へ配付して参りました(2014年10月より休刊)。Support(シュポール)とはフランス語でサポートを意味します。患者さんを心身両面から支えるために、スタッフの皆様を少しでも支援させていただきたいという思いから名付けられました。
「Support(シュポール)」では、日本のサイコネフロロジーの第一人者である春木繁一先生に、創刊前の企画段階から10年もの長きにわたりご指導いただきました。春木繁一先生は、精神科医であると同時に透析歴42年という長期の血液透析を受けておられ、医療者と患者の両側面から透析医療に必要なことだけでなく、透析患者さんの精神、心理社会的問題について、人としての生き方など幅広いお話や、患者さんや透析スタッフに対してとても温かい言葉を聞かせていただきました。

このサイトでは、精神科医が見つめる「透析患者さんの心とからだ」サイコネフロロジーシリーズとして情報紙「Support(シュポール)」創刊1号より10年間、春木繁一先生にご執筆いただいた記事を再掲載いたします。よりよい透析診療のために、本記事が透析患者さんとのコミュニケーションの一助となれば幸いです。

[これまで掲載した内容]
長期透析患者について精神科医の視点から
 シュポール1号(2005年6月)~8号(2007年3月)
長期透析を維持できた条件
 シュポール9号(2007年6月)~16号(2009年3月)
透析患者と家族について考える -精神科医の視点から-
 シュポール17号(2009年6月)~24号(2011年3月)
高齢透析患者の心理とその理解
 シュポール25号(2011年6月)~32号(2013年3月)
透析患者の合併症について-精神科医の立場から そして、患者の本音-
 シュポール33号(2013年9月)~36号(2014年3月)

[学会・研究会]
国際サイコネフロロジー学会評議員・プログラム委員
第12回国際サイコネフロロジー学会会長
第17回国際心身医学会アドバイザリースタッフ
日本サイコネフロロジー研究会世話人
日本移植学会評議員 など

[おもな著書]
『透析患者の診かた考え方』(共著,南江堂,1979年)
『透析患者の心理と精神症状』(中外医学社,1979年)
『腎移植をめぐる母と子、父-精神科医が語る生体腎移植の家族』(日本医学館,2003年)
『透析とともに生きる 腎不全からの再生 精神科医自らを語る』(メディカ出版,2005年)
『腎移植をめぐる兄弟姉妹-精神科医が語る生体腎移植の家族』(日本医学館,2008年)
『サイコネフロロジーの臨床 透析患者のこころを受けとめる・支える』(メディカ出版,2010年)
『続 透析とともに生きる 人生を変えた腎不全 精神科医 仕事と家族を語る』(メディカ出版,2013年)